「ケンデンタルクリニック岐阜」カラフルタウン岐阜2階｜土日祝｜歯医者

安全に親知らずの抜歯を行うために

親知らずの抜歯自体はどの歯科医院でも対応している一般的な治療です。
しかし、処置が簡単なケースと、対応が難しいケースがあります。難症例では、出血量が極度に増えたり、一時的に麻痺がおこったりすることが考えられます。
当院では、親知らずの抜歯のために以下の体制を敷くことで、どのような症例であっても安全に抜歯ができるようにしています。

体制１口腔外科の専門家が在籍

多くの歯科医院では、難症例であることが判明した段階で、大学病院など、より高度な治療が受けやすい医療機関への紹介状を書き、転院してもらうことになります。
しかし、大学病院などは混み合うケースが多く、治療までの時間も長くかかってしまいます。

当院では、口腔外科の専門家が在籍しており、大学病院と同レベルでの処置を行うことが可能です。

体制２CTによる検査

一般的な歯科医院には、デンタルレントゲンという検査装置があります。これは、あごの骨や歯の様子を二次元的に撮影するための機器です。
対して、当院ではCTを活用しています。
CTは、あごの骨や歯の様子を三次元的に撮影できる装置です。
これにより、親知らずの生え方が複雑になっている場合でも、事前に状況を適切に把握できるため、手術の安全性を高めることができます。

親知らずを抜歯する基準

親知らずを抜歯するかどうかは、状態によって判断が大きく分かれます。
また、歯科医師によって「できる限り抜いたほうがいい」という人もいれば、「問題が生じないのであればそのまま残しておいたほうがいい」という人もいます。
これらに確実な正解はありません。
当院では、初めに現在のお口の状態と、担当医として抜歯すべきかどうかの判断をお伝えしますが、最終的に抜歯するかどうかは、患者さんに判断をお任せしています。
また、1つの判断基準として、親知らずを抜歯するメリットとデメリットを、それぞれ以下にご紹介しておきます。

親知らずを抜歯するメリットとデメリット

メリット

• 日々のブラッシングがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防になる
• 磨き残しが原因の口臭が改善される
• 親知らずが生えてくることで歯並びが悪くなるのを防ぐ

デメリット

• 治療後、腫れることがある（腫れは数日で治まります）
• 空いた穴に食べ物が詰まることがある（約1ヶ月間）

そのほかにも、患者さんによって様々な状況が考えられます。歯科医師と相談の上、判断されることをおすすめします。

親知らずの抜歯症例のご紹介

水平埋伏歯

水平埋伏歯とは、完全に横向きに生えている歯を指します。
ほかの歯と同様に、垂直に生えている状態よりも抜歯は難しいです。
水平埋伏歯を抜歯するためには、歯茎を切開してめくりあげ、歯の頭の部分と骨の一部分を削り取り、分割しながら抜歯していきます。

予防的抜歯

予防的抜歯は、将来的に親知らずが成長してくることでお口の中に問題が発生する可能性が高い場合に行う処置で、「トラブルが発生する前に抜歯する」という考え方です。

その他、親知らずの抜歯以外の口腔外科に関して

当院の口腔外科では、親知らずの抜歯以外にも、様々なお口のトラブルにご対応しています。
例えば、顎関節症や口内炎、スポーツによる外傷など、様々な問題を解決できます。あごへの違和感や、痛み、腫れなどがある場合には、ぜひお気軽にご相談ください。