「CT装置」「CAD/CAMシステム」「光学印象機器(3Dスキャナー)」など、世界標準の精密機器を導入しています。
CTは立体画像の撮影ができる画像診断装置です。
歯や顎の骨、血管や神経の位置関係などを鮮明に撮影できます。
また、通常のレントゲンでは見ることができない隠れた病巣まで写し出すこともできます。
下の写真をご覧ください。
同じ部位をCT(左)とレントゲン(右)でそれぞれ撮影しています。
赤く囲った部分が病巣です。
ご覧の通り、CT画像には病巣が写し出されていますが、レントゲン画像にはそれが見えません。
もしこの患者さんをレントゲンだけで診断してしまった場合、病巣の見逃しが起こってしまいます。
正確な診断、治療を行うためにCTは必要不可欠な装置です。
セレックはセラミックの詰め物や被せ物をオートメーションで製作できるシステムです。従来までは歯科技工士が一つひとつ手作業で製作していたため、完成までに1~2ヵ月かかることがありました。
しかし、セレックシステムなら、早ければ1日で詰め物・被せ物を作成することができます。「1日でも早く歯を白くしたい」という方はお問い合わせください。ただし、症例によっては1日で終了しないこともありますのでご了承ください。
先端を口に入れることで、歯の形や構造を採取できる装置です。従来の型取りと比べ、以下のようなメリットがあります。
メリット1.「精度」「速度」が向上します
口腔内の構造や歯の形を高解像度で素早く読み取ることができます。矯正用のマウスピースや被せ物の精度が向上します。
メリット2.歯の色調を「分析」できます
歯型だけでなく、歯の色調も正確に分析することができます。
従来の方法ではシェードガイドという色見本で確認していましたが、人の目でチェックしているため、正確性に欠ける部分がありました。
3Dスキャナーなら、患者さんの歯の色調を正確に分析するだけでなく、色合いのシミュレーションも可能になります。
メリット3.嘔吐反射(えずき)がある方も安心
歯の型取りが苦手な方多いです。
とくに嘔吐反射が強い方にとって型取りは大変な工程でした。
しかし3Dスキャナーならそのような心配はありません。
異物感が少なく、かつ従来よりも素早く歯型の採取が終わります。
当院では治療前の分析と診断に時間をかけ、根本的な問題を追及することを何よりも重要視しています。なぜなら分析と診断に誤りがあると、その後の治療が全て上手くいかなくなってしまうからです。
歯周病治療を例にご説明します。
歯周病の本当の原因は「歯周病菌」による感染です。そのため「どんな種類の歯周病菌に感染したのか?」「その細菌によってどれくらい歯周病が進行しているのか?」を最初に分析する必要があります。
そここまでして初めて、その方に合った治療法を選択できるようになります。
もし分析に誤りがあればどうなるでしょうか。
正しい治療ができず、患者さんの症状はいつまでも改善しないままになります。
これは歯周病に限った話ではなく、インプラントや歯列矯正、虫歯治療などでも同じことが言えます。
当院ではこのような理由から、最初の分析を大切にしています。
治療の大小は関係ありません。
とはいえ、このような取り組みをしている歯科医院を患者さんが見極めるのは難しいと思います。
なので、もし今「なかなか症状が改善しない」という問題を抱えているなら、一度他の医院でセカンドオピニオンを受けるのも一つの選択肢です。
治療を繰り返すたびに歯の寿命は短くなります。
例えば虫歯の場合「歯を削る」「神経を抜く」などの治療を行います。
しかし歯は削れば削るほど小さくなり、強度も弱くなります。
また、神経を抜けば歯に栄養が届かなくなり、枯れ木のように脆くなります。
つまり、一時的に痛みを取るだけの治療では根本的な解決にはならないということです。
大切なのは、一度治療した歯は二度と治療しなくて済むようにすること。
そのためには、
「なぜ歯が悪くなってしまったのか?」
「本当の問題は何だったのか?」
と、原因を追求し再発しにくい口腔環境を作っていく必要があります。
「患者さんの歯を守る」という、歯科医師本来の使命を全うするために、私たちは長期的な視点を持ち続けなくてはなりません。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。